こんにちは!MC三河設計の広報担当です
今回は若松社 手斧始式(ちょうなはじめしき)に参加させていただきました!
お宮を建築することを御造営(ごぞうえい)と言いますが、この造営の起工式にあたるのが手斧始式です。特に伊勢神宮の式年遷宮では木造始祭(ごづくりはじめさい)として知られています。
■手斧始式とは
手斧始式は、神社の新築や再建に先立って行われる重要な儀式です。仮本殿の前に神饌(しんせん)をお供えし、祝詞が唱えられて、工事が無事に進むよう祈願します。
■若松社の手斧始式
若松社の手斧始式において、私たちは設計監理を担う立場として、宮大工と同じ工匠として儀式に参加させていただきました。
また、「工匠の儀」を行い、以下の五つの所作を奉納しました。
・「矩墨」(かねすみ): 材料の垂直を確認して墨打ちすること。材のねじれを確認する重要な工程です。
・「墨打」(すみうち): 材料の木取りのために墨打ちを行います。これにより、材の形状が決まります。
・「鋸」(のこ): 材料をノコギリで適切な長さに切断します。これは工匠の技術が試される瞬間です。
・「手斧」(ちょうな): 材料を手斧で削ります。この工程で材の表面が整えられます。
・「清鉋」(きよかんな): 材料を鉋で仕上げます。最終的に滑らかで美しい表面に仕上げるための作業です。
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