こんにちは！MC三河設計の広報担当です👩‍💻

神社やお寺の改修や改築の提案をするにあたり、まず現場調査を行い情報を集め、建築物やその周辺の状況を理解します🔍
その調査の１つに、小屋裏（天井の裏）や床下に潜り、構造材の掛け方や材料のサイズ、雨漏りの状況や腐っている部材がないか等を調べる作業があります。

小屋裏には棟札と呼ばれる木の札が安置されていることが多く、そこには工事の年数や概要、当時の建築に携わった職人や施主の名前などが記されています。過去を知る貴重な資料です！
ですが老朽化した小屋裏や床下にはほこりやハクビシンなどの小動物や鳥などが侵入して生活していた痕跡（糞）などが一面にある事もあり、小屋裏では歩くスペースが限られているので避けて歩くのも困難、床下ではしゃがみながら進む、時には匍匐前進での移動に迫られます🤔

   

また夏季の小屋裏は熱がこもり過酷な環境です。

そのため現場の状況によってはそれなりの勇気や覚悟が必要な場合があります。

そんな中で必須の道具の１つが全身を覆う白いスーツで、材質は住宅などの壁に使われる透湿性の防水シートと同じです⬇⬇

 

   

通気はしますが、水は通さないので汗をかけばそのままスーツ内側に蓄積するので着心地は最悪です。糞まみれになるよりはかなりマシといったところでしょうか。

前の現場での経験を活かして、次に備えて効率よく調査ができるように道具を揃えます🛠

カメラでスキャンをしたり、ドローンを飛ばす等方法は様々ありますが、実際に目視して触ってみなければ知れない情報もあるので可能な限り人力での調査も行っています。

どんな状況でも知って理解したい好奇心が上回るので、毎回“楽しく”調査をさせて頂き、可能な限りの情報を集めてお施主様に良いご提案ができるよう心がけています✨