前回に引き続き、野田八幡宮神楽殿の工事概要をご紹介します。
社寺建築の破風の間には、懸魚(げぎょ🐟と読みます)という装飾がついてますが、神楽殿の南側の懸魚(げぎょ)は老朽化で朽ちかけていました。
もともと檜の厚い板に彫刻が施され、六葉と呼ばれる葉を六角形に模様化(彫刻)したものが取り付けられていましたが、
今回はそれを銅板製に設計変更しました。劣化していない北面の魚懸(げぎょ)から丁寧に型を取り、それをもとに、彫刻の細部に至るまでを銅板で復元。
破風板と合わせてきらびやかな懸魚(げぎょ)に生まれかわりました。